<IMG>A 整列1



 今回の<IMG>タグの属性ALIGNは私自身は使うことがありません。(理由は一口メモ)
 とはいえ基本ですので一応説明しておきます。

 ALIGNは画像とテキストの配置を指定するための属性です。次のようなものがあります。

 top  middle  bottom  texttop  absmiddle  absbottom  left  right


 おおむね多くの参考書類では機能別にtopからbottom、texttopからabsbottom、leftとrightの三つに分けられます。

 今回はまずtopからbottomを説明しましょう。
 この三つの属性については画像の大きさや形にかかわらず画像を普通のテキストと同様にみなして考えるとわかりやすいでしょう。
 つまりテキストとテキストの間に画像というテキストが挿入されたと考えてください。
 したがって画像の横のスペース(テキストの上横のスペース)にはテキストは入れることができません。(ページエディタがあれば入らないことを確認してください。)
 わかりやすいように画像のかわりにフォントのサイズの違う文字が並んだことを考えてください。この「あいうえおが画像であると考えれば比較的理解しやすいでしょう。この例では「かきくけこ」の上のスペースがあいていますがその部分に文字は入れられません。

あいうえおかきくけこ

 そしてこれら三つのALIGNはその画像と他のオブジェクト(画像やテキスト)をそろえる位置を指定しています。上の例なら<IMG>タグ(あいうえお)のALIGN属性はbottom(底とか下側の意)となります。指定しなければbottomが指定されたとみなされます。

 例 <IMG SRC="./link/link.jpg" align="top"> topは画像が上段で揃えられます。

   topは画像が上段で揃えられます。

外枠は位置をはっきりさせるためにつけたもので以降同様です。



       <IMG SRC="./link/link.jpg" align="middle"> middleは画像が中段で揃えられます。

    middleは画像が中段で揃えられます。


     <IMG SRC="./link/link.jpg" align="bottom">
 bottomは画像が下段で揃えられます。

  bottomは画像が下段で揃えられます。

  
※ALIGN属性はあくまでもその行内のもっとも大きいオブジェクト(画像やテキスト)にその画像の位置をあわせるものです。文字が上へいったり下へいったりするので文字の位置を指定するものと錯覚しがちですのでご注意ください。

 



構 文

<HTML>
 <HEAD>
  <TITLE>
  </TITLE>
 </HEAD>
 <BODY>
    
<IMG SRC="./image/title.gif" width="213" height="286" border="0" align="middle">中段にテキストを配置するときにはmiddleを使います。
 </BODY>
</HTML>

 

 


 

使用例

<HTML>
<HEAD>
<TITLE>ALIGNの指定</TITLE>
</HEAD>
<BODY>
     <IMG SRC="http://www.siesta-soft.co.jp/link/link.jpg" width="213" height="286" border="1" align="middle"> Chutalandで待ってます。
</BODY>

</HTML>

 



表示結果



 



一口メモ

 

 今回紹介した属性は私にはあまり便利な気がしません。
 なぜならテキストが1行分しか入らず行に収まりきらないテキストは次の行になってしまうからです。これでは様々な環境で使うインターネット上ではスクリーンによってはレイアウトがこわれてしまう恐れがあります。使うとしてもせいぜい画像に対する短めのキャプション程度でしょう。
 私の場合、ページエディタを使っており編集も簡単なので画像のみならずテキストも含めてすべてをテーブル(表)の中に入れるようにしています。枠罫線が不要なときは<TABLE>タグのBORDER属性を0にします。
 どちらがいいのかはわかりませんが、私的には<TABLE>を用いた方がレイアウト上、便利な点が多いように思っています。異なった意見の方もいるでしょうが、その人はそちらをお使いください。
 自分の意見を他人に強要できるほどの知識は持ち合わせておりませんので...。
 コンピュータ言語ではよくあることですが、いろいろな命令は時代とともに改良あるいは新たに増えてゆきます。そして過去の文法との互換のために古い命令がそのまま残されることがあります。
 作られたときには大きな意味のある命令も環境の変化で使われなくなることは案外あるものです。この属性がそうであるか私にもわかりませんが...。
 いずれにしてもタグがあるから使わなければならないものではなく、答えも一つではありません。状況に応じていろいろと試してみてそのなかから最善のものを自分なりに選んでいってください。

※ 使用例をコピーして使いたいときは「講座の前に」をお読みください。